TOEIC 満点について

TOEICが満点の割合はどれぐらい?

TOEICのスコア分布は非常にアバウトで895点以上が一括りにされております。

そのため、公表されているリスニングとリーディングのスコアを並べて計算し直してみました。
そのデータがこちらです。
引用:第223回(2017年9月)

940点以上の人数は5,898人で割合は5.49%です。

900点以上になると25点上がるごとに1~3%ずつ割合が下がっていくことを考慮すれば990点満点の割合は、せいぜい0.5%程度であることが伺えます。

TOEICが満点は全問正解ではない!?

TOEICの点数について誤解を持っている方がおられますのでスコアについて説明いたします。

TOEICは絶対評価ではなく相対評価に近い方法でスコアが決まります。

絶対評価:試験の難易度にかかわらず正解した問題の数で点数が固定される評価方法

相対評価:試験の難易度により点数が移動する評価方法

そのため、TOEICで990点の満点を取ったとしても、必ずしも全問正解だったというわけではありません。
そのテストの難易度によっては、1~2問ほど不正解であっても990点は取ることができます。

TOEICへ期待を寄せている企業

TOEICスコアの英語力の目安

900点以上の場合、以下のような評価です。

『自分の専門分野の高度な専門書を読んで理解できる』
『英語を話す人達が行っている最近の出来事・事件について議論を聞いて内容を理解することができる』

どちらも『理解することができる』という書き方をされている点に要注意です。

『自分の専門分野の高度な専門書』と定義していますが、かなりあやしいです。

実際に専門分野の高度な内容になると、TOEIC満点と言えど単語を新たに覚える必要があるでしょう。

しかも、TOEICで測れるレベルは『読める』と『聞ける』だけです。

にも関わらず、企業からの信頼は絶大です。

TOEICを利用している企業は63.2%


http://www.iibc-global.org/library/default/toeic/official_data/lr/katsuyo_2013/pdf/katsuyo_2013.pdf

TOEICを利用している企業が63.2%にも及びます。

しかし、これはTOEICがビジネスで役立つから企業が利用しているというよりも、

『人事評価する際にスコアが出ると不公平感が出にくいから』

というのが真実だと思います。

実際、『英語テストの結果は利用していない』という割合は32.9%ありますが、これはこれで正当です。

ただ、人は目標が明確でないと何をして良いか分からず、人事評価もできません。

そのため、TOEICを利用しない場合、社内で英語の実力を測る工夫が必要になります。

TOEICの真実

TOEIC® Listening & Reading Testとは

通常、ビジネスマンが受験しているTOEICは、正式にはTOEIC® Listening & Reading Testと言いますが、どういう試験か公式サイトに以下の通り、しっかりと記載されています。

TOEIC® Listening & Reading Testでは、Listening(聞く)・Reading(読む)という2つの英語力を測定します。

出典:http://www.iibc-global.org/toeic/test/lr/about.html

そのため、TOEICで満点だからと言って、

『英語をマスターできた!』
『英語は流暢に話せる!』

とは限りません。

TOEICは、英語力の基礎部分を測る試験

もっとハッキリ言えば、TOEICの満点は、英語の基礎力ができあがっているというレベルが1番的を得ています。

英語力の3層構造をご覧いただければお分かりですが、TOEICでは、英語力の3層構造のうち2階層目までしか測れません。

ビジネス英語を学ぶ目的にもよりますが、ビジネスで使う英語は『ネイティブとの仕事で支障がでない会話』のレベルを想定しています。

とすると、TOEIC満点だけでは『ネイティブとの仕事で支障がでない会話』には心もとないことになります。

では、TOEIC満点は役に立たない机上の試験なのでしょうか?

TOEIC満点は、英語の基礎力があるという証拠

TOEIC満点はムダではない

断言しますが、TOEIC満点はムダではありません。

むしろ、TOEIC900点を超えるまでは、TOEICの勉強に集中することを強くオススメします。

TOEICの勉強の良いところは、自然と次の4つの力を鍛えられるところです。

『英文法』
『単語』
『英語を英語の語順で理解する英語脳』
『正確なリスニング力』

TOEICのテクニックだけでは900点超えは不可能です。

900点を超えるためには、しっかりとした4つの力が欠かせません。

そのための勉強は、スピーキングやライティングなどのアウトプット技能にしっかり行きてきます。

むしろ、ここを軽視して英語のスピーキングやライティングを勉強すると、どうしても伸び悩みます。

TOEICと英検の関係

他の英語の検定といえば、マイナーなものばかりですので、英検と比較してみました。

TOEICと英検の違い

TOEIC 英検
リスニング
リーディング
スピーキング ×
ライティング ×
内容 ビジネス アカデミック

まとめると、次のとおりです。

英検:総合力を試す試験
TOEIC:リスニングとリーディングに特化

英検:英語の実力が上がっても合格しなければその成果が掴めない
TOEIC:合格という概念ではなくスコアという概念なので英語の実力がスコアに反映されやすい

英検:合否が明確に出るので、受験向け
TOEIC:実力の伸びが正確に分かるので、人事評価向け

となります。

TOEIC満点なら英検1級を取れるか?

出典:http://4skills.jp/qualification/comparison_cefr.html

TOEIC945点以上と英検1級が同列ですので、TOEICが満点なら英検1級は取れそうですが、そもそも確認できる英語の実力が違いすぎるので、単純比較はできないのが実情です。

TOEICはビジネス英語の『リスニング』と『リーディング』に特化した試験であり、英検は学生向けの試験です。

参考:TOEICでリスニングのスコアを上げる3つの勉強法

まとめ:TOEIC満点を取れば半年以内に英語を話せるようになる

TOEIC満点を目指すことは悪いことではありません。

ただ、オススメはしません。

TOEICマニアで、TOEIC満点を取ることを至上命題としているなら止めません。

しかし、英語を勉強する最終目的は『ビジネス英語を話せるようになること』であり、TOEICを受験する目的は『英語力のアップの確認』のはずです。

であるならTOEIC900点で十二分にOKです。

900点を超えたら、スピーキングとライティングの勉強に移りましょう。

900点を取った上で英会話のスクールに通えば、必ず半年以内に話せるようになります。

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